『私はね“ケンカしてんだよ。邪魔すんじゃねー”って言ったんだ。
多分その時気づいたんだよ。ここまで荒れてる理由がさ。
いろんな暴走族に桜蘭の総長の娘なんて言われてずっといろいろやられて、
誰も“ありさ”を見てくれなくて、
友達も私を避けた。
でも、その総長は私の心を読んだのかな?
“お前のやってることは人間として恥ずかしいんだよ。ダチなんて作るんじゃねぇ。
作るのはただの上面だ。出来てくもんなんだよ。仲間を作ってみろよ。お前は、絶対に変われる!”
ってその総長に言われてな
“仲間を守り抜く気持ち、たいせつにしたい気持ち。
学んでけばいいだろ。何もしないでいるのが一番臆病だ”
この一言で私は連中とつるむのをやめた。
私が抵抗しなくなるのを見たその男は
フッと笑って、今度会った時
楽しみにしておく。って言ってくれた』
これが、地味子の前の私。
みんな…どう思う?


