『冬真、どんな感じだ?』
多分私の言葉遣いに少し抵抗があったのかもしれない。変な間が空いた
冬真「…………奏斗が喋らないおかげで
手こずってる」
『悪い、今総長モードがオン状態なんだ』
私は奏斗の元へ向かった
下っ端「こ、こうっすか?」
奏斗「…」
いやいや、首を降るだけじゃ
伝わらないでしょ!
『ここに無駄な力が入ってるから
動きが鈍くなるんだ。
もう少しリラックスして…だよな?』
奏斗「…あぁ」
良かった。
龍王の下っ端はなるほど!と言った顔で
手をぶらぶらさせてから
また素振りを始めた。
さっきよりは全然よくなってる。