翔「なにかあったか?」


奏斗「これ、薬の袋」


奏斗がゴム手袋をしてもってたのは、
危険な薬を使ってたであろう薬。


奏斗「この奥の部屋は薬の保管倉庫かも。
俺入る」


『わ、分かった。このハンカチ使って?』


私からハンカチを受け取った奏斗は
無表情のまま奥の部屋に入った。


ドアは開けておいた方がいいよね。


雅「私はさっきの部屋に入ってる」


翔「じゃあ、俺はまだここら辺探す」


『私は…あの椅子の後ろの部屋に入るね』


お互いがやることを決めて散った。
私は手で口を抑えてドアノブを回した。


『なっ…!?』


そこに見えたのは幹部室では無くて、
牢屋のような物が置いてある部屋。


汚いベッド、拳銃、手錠…


『なに…この部屋。』


翔「ありさ?どうかしたか?」


翔の声で我に返って翔に助けを求める。


『この部屋…危ない』


翔「危ない?」


翔は走って私の元へ来た。
ドアを開けて中を見えるようにすると
翔も、驚いた表情をしてた。