「『表の姿を見たやつとの縁を切る。
のルールの例外を作る。
信じている相手には例外とする。ただし!
責任は自分で取ること。この族を辞める覚悟で例外を実行すること!
族をやめたからってばらすのもただじゃおかねぇ。』」


「下っ端「はい!」」


…ん?待てよ。要するに


真也「ルールは破らないで例外を作って、桜蘭を辞める覚悟で信じてる相手と付き合い続けるのを可能にするってことだよな?」


梓「あぁ」


ありさは、桜蘭を辞める覚悟で俺たちを信じて付き合うつもりなんだ。


友希「…翔がきかせたかったのはこれか」


あぁ、納得だ。


翔は電話を切ったのか、
ツーツーツーと音がした。