『じゃあ、私はもうこれで』
約束も守ったし、体育着も返したし、
やることちゃんとやったし!
楓「…学校、辞めちゃったの?」
いきなり何を言い出すのかと思えば…
『そうだよ。』
別に隠すことじゃないと思って、言った。
真也「俺は前みたいに仲良くしてーよ」
っ、馬鹿!こんな時に言わないでよ!!
私がどれだけ自分と戦ってることか!
鬼になれ、鬼になれ!
『戻れないの。ルールだから』
冬真「あぁ、もう!!うっせぇよ!
口をひらけばルール、ルール!んなのどうでもいいだろ!何縛られてんだよ!」
何キレてんだよ!
って言い返しそうになったけど、
言葉を飲み込みました。
『あのねぇ…』
やっと出てきた言葉はため息混じりだった。


