振り返りながら走り撃ちする李。
右に左に蛇行しながら、谷口はその射線を避ける。
走り撃ちのせいで命中精度は高くない。
何とか回避も可能だった。
だがそれは谷口も同じ事。
撃っては弾倉を装填、撃っては弾倉を装填を繰り返す。
互いに悪戯に弾薬を消費するだけ。
それでも原発までの距離は縮まっていく。
もう原発が目視できるまでの距離になっていた。
「!」
58式小銃の弾薬が切れた。
もう予備の弾倉もないのだろうか。
李は58式小銃を捨て、サイドアームの9ミリ白頭山拳銃を抜く。
チェコスロバキア製の自動拳銃、Cz75の人民軍版だ。
発砲してくる李に対抗しようとするものの。
「!」
谷口の89式小銃もまた、弾切れだった。
弾薬ポーチを探るものの、こちらももう予備弾薬はなかった。
右に左に蛇行しながら、谷口はその射線を避ける。
走り撃ちのせいで命中精度は高くない。
何とか回避も可能だった。
だがそれは谷口も同じ事。
撃っては弾倉を装填、撃っては弾倉を装填を繰り返す。
互いに悪戯に弾薬を消費するだけ。
それでも原発までの距離は縮まっていく。
もう原発が目視できるまでの距離になっていた。
「!」
58式小銃の弾薬が切れた。
もう予備の弾倉もないのだろうか。
李は58式小銃を捨て、サイドアームの9ミリ白頭山拳銃を抜く。
チェコスロバキア製の自動拳銃、Cz75の人民軍版だ。
発砲してくる李に対抗しようとするものの。
「!」
谷口の89式小銃もまた、弾切れだった。
弾薬ポーチを探るものの、こちらももう予備弾薬はなかった。