勝ち誇ったように宣言する元帥。

その背中に。

「あぐっ!」

三浦の発射したM203グレネードランチャーが命中、爆発を起こした!

「お前のような化け物より…無駄な努力を積み重ねた憐れな兵士の方がマシだ…」

「…貴様ぁっ!」

素早く踵を返した元帥は、三浦にボディブロー!

「がはあ!」

三浦の決して小さくない体が宙に浮いた。

血を吐き、床に蹲る。

防弾チョッキ2型に滲む鮮血。

脇腹の傷が、今ここで再び開いてしまった。

「んん?古傷か?」

元帥は、その三浦の脇腹を蹴り上げる!

悶絶する三浦。

「脆弱だな、脆いな人間という奴は」

愉悦に元帥は笑った。