迫り来るゾンビ達を制圧しながら、艦橋二階居住区へ。

狭い通路を埋め尽くすゾンビの数は、一階よりも確実に増えていた。

「弾薬は大丈夫かっ?」

ジェフが後方警戒しながら各員に告げる。

「まだ余裕があるが、そう長くはもたない!」

答える谷口。

いまだゾンビ達と応戦する三浦やマットも、似たようなものだった。

狭い通路だ。

手榴弾はこちらも爆発に巻き込まれる恐れがある。

出来る事ならば使いたくはない。

無理せず増援の小川小隊が追いついてくるのを待つか、強引にこのまま突破するか…。