歯噛みする三浦。

迷っているうちに。

「!!」

甲板に小隊規模のディアボ達が姿を現した。

侵入者である三浦達に気付き、制圧しに来たのだろう。

「急げ!早くしないとここに足止めされる事になるぞ!」

M16A5で牽制射撃しながら言うゴースト。

「戦争経済をぶっ潰したいんだろう!」

ゴーストのその言葉に背中を押され。

「…行こう、三浦!」

マットが促す。

「わかった…死ぬんじゃないぞ、ゴースト!」

戦闘機の陰から、身を低くして走り出す三浦達。

「なぁに…」

一人残されたゴーストは、ニヤリと不敵に笑った。

「たまには一人がいいさ」