「核ミサイルっ?」

三浦が愕然とする。

「ニミッツ級8番艦に、核が搭載されていたんですかッ?」

確かにニミッツ級は原子力空母ではあるが、攻撃システムに核が搭載されているとは聞いていない。

「いや…」

小川が首を振る。

「アジア某国や中東某国が所有していたスカッドミサイルを、ニミッツ級8番艦に積み込んでいたようだ…あれならば自走式発射機からでも発射できる」