三浦は思う。
小川は、決してこんな小さな分隊の分隊長でおさまる器ではない。
いつかもっと昇格して、一等陸曹になって小隊の小隊長となり、一等陸尉となって中隊の中隊長となり、二等陸佐となって大隊の大隊長となり、一等陸佐となって群の群長となり、連隊の連隊長となり…。
やがてはこの国の国防そのものを司る、戦術自衛隊全軍を動かす存在になる。
そして次は三浦だ。
小川ほどの大きな存在にはなれないかもしれないが、いつか小川が小隊長、中隊長となった時、せめて小川分隊を任される程度には…『三浦分隊』として、小川と同じように部隊を率いられるような存在になりたい。
憧れたあの人の背中を、追いかけられるような存在になりたい。
その為にも、こんな小さな困難程度で、判断を迷っている暇はないのだ。
小川は、決してこんな小さな分隊の分隊長でおさまる器ではない。
いつかもっと昇格して、一等陸曹になって小隊の小隊長となり、一等陸尉となって中隊の中隊長となり、二等陸佐となって大隊の大隊長となり、一等陸佐となって群の群長となり、連隊の連隊長となり…。
やがてはこの国の国防そのものを司る、戦術自衛隊全軍を動かす存在になる。
そして次は三浦だ。
小川ほどの大きな存在にはなれないかもしれないが、いつか小川が小隊長、中隊長となった時、せめて小川分隊を任される程度には…『三浦分隊』として、小川と同じように部隊を率いられるような存在になりたい。
憧れたあの人の背中を、追いかけられるような存在になりたい。
その為にも、こんな小さな困難程度で、判断を迷っている暇はないのだ。


