モスクワ郊外にある、タスクフォース前線基地。

その滑走路に、C-17輸送機が着陸した。

機内から降りてきたマット達を待っていたのは。

「半年ぶりくらいか?」

迷彩服2型に身を包んだ小川だった。

「小川」

マットは歩み寄って握手を交わす。

「お前と会うのは、いつも戦場だな」

「仕方ないさ、お互いそういう身分だからな」

小川の言葉で、自嘲するようにマットは笑った。