「よし…」

冷静さを保つ事に努めながら、ジェフは兵士達に告げる。

「負傷した者はここに残って守りを固めつつ、救護ヘリを呼べ。救護ヘリが到着次第、基地に撤収しろ」

言った後、ジェフはマットとコートニーを見る。

「俺達だけで、消防署の要救助者の確認に向かう。民間人の救助者を確保次第、俺達も基地へと撤収するぞ」

「了解」

ジェフの言葉にマットとコートニーが頷いた。

30人近い小隊が、瞬く間に半数以下になった。

このサンタモニカがどれ程の激戦地なのか、思い知らされた気がした。