ついに。
やるときがきた。
怖い。いたくないのかなって。
大丈夫。リュウキならやれる。
あたしたちは、
近くにあるホテルへ
むかった。
歩いてるときも、リュウキ
緊張しているらしいのか
無言のままむかった。
ガチャ…。
ホテルのへやは、
上等でもなく、ぼろくもない
普通の部屋って感じだった。
「リュウキ…ほんとにやるの?」
「あたりめぇだろ。我慢できねぇ」
リュウキは、どこか、瞳の奥に
悲しい思いを残したまま
私を押し倒してきた。
怖い。そう思いと
涙がこぼれそうになる。
でも泣いたら、リュウキ
狂うかもしれない。
だめだよ。泣かないで私。


