死神と呼ばれた少女



主人公side

授業中にもイジメを受け、漸く昼休みに入った。まずは何も食べない。すると絶対に女に来いと言われる。

心配そうな八犬を横目に来るなと呟き、セオリーな体育館裏に来た。

「…毎日言ってるよね、あたし。
もう翔也様に関わらないでって。席が近いなら話さないで。…聞こえないのかしら?」
「…向こうから話しかけてくるんだ」
「言い逃れは要らないわ。今日は言葉だけじゃ足りないのよ」

女が誰かを呼ぶとゴツイ男三人が出てきた。ああリンチされるのかなとのんびり思っていた。

「好きにしていいわよ」

男共は私の制服に手をかけると引き裂いた。ちらりと破れた箇所を見るとブラが見えていた。もう一人の男がスカートを破り、変な長さになってしまっていた。

「反応ねぇなこいつ…まあいいや抵抗ないなら無いで」
「最初誰にするよ?」
「俺!俺する!」
「じゃあ俺が2番。」

細めの背が高い男が私に近寄った。男は私の破れた上服を払い、ブラの下から胸を揉んだ

「…やめろ下衆が」
「おやおやまだ意地張ってんのかよ。大丈夫だぜ、今から気持ちよくなるからよ!」

男はスカートを緩ませると下着の中に指を擦り込もうとした────瞬間だった。

男が吹き飛んだのだ。
残像をのこして。目の前に現れたのは男、八犬でもない──

「あ!?何だテメェ!」
「うるせえんだよ…人の睡眠妨害しやがって蛆虫どもが…」
「ちょっオイ、こいつ、四色の鬼だぞ!」
「マジかよ…!逃げるぞ!」

男たちは一目散に逃げていった。
目の前の背の高い男は茶髪を右に寄せていてピアスも多い、不良なのかと思うほど。
不良はこちらを向いて目を張った

「っかー~結構やられたな。お前何号室?送ってやるよ」
「え、と…」
「ん?…あぁ、悪ぃ 俺は島津謙也(シマヅケンヤ)っつーんだけど…あ、2年な」
「…一年鎌首蒼(カマクビソウ)。」
「怖ェ名前だなオイ。まあいい、オラ、服拾え」

言われたとおり服をかき集めた。
島津先輩は肩にかけていた学ランを私の肩に掛けた。一礼するとよしと呟いて私を持ち上げた。ぞわぞわと背筋に虫が入ったような感覚。

「い、ぃゃっ…」
「お?高所恐怖症?…違う?男性恐怖症?」
「…っ、…」

震えながら「大丈夫です」と目を瞑って呟くと気遣いながらも寮まで送ってくれた。

「んで、何号室?」
「あ、歩けます…」
「いいから早く言えよ。俺が送ってやるってんだから」
「……104号室です」
「ん!」

結局自室まで送ってもらい、中に入ってもらった。私は制服を置いて、学ランで隠せる範囲は脱いで着替えた。学ランは着たままだから返そうとボタンを外した

「うおっ!?おい鎌首!男がいる前で服を脱ぐな!」

「…?」

意味がわからない。