死神と呼ばれた少女


四色(シショク)学園。
私はそこに通っている

とは言っても寮生活。男女混合四人組の部屋の一人だったりする。先生らに挨拶して校門をくぐる。

先生達はぼそぼそと挨拶を返した。仕方ないだろう、私の容姿をみれば。
私は髪は銀色、目は青で隈ができている。それを隠すために校長に許可をとった真っ黒なローブ…

仕方ないだろうが…ハーフなんだから…
これだから人種差別は嫌なんだよねぇ。

なんて考えながら教室のドアを開けた。


バシャアッ


いきなり体を覆った冷たさに体が跳ねた。体を見ると頭からすっぽり収まっているローブやはみでる髪、顔や制服。すべてがびしょびしょに濡れていた。ああなるほど、水をかけられたんだ

顔を上げると数人の女子がバケツを投げ捨てて甲高い耳障りな声で笑っていた。何が楽しいのかはわからない。…もういいや、今日はマスクをつけていよう。

カバンを置くとトイレに駆け込み、個室でローブを脱ぐと少し絞った。


この後また水をかけられるのだが、もう諦めた。タオルを忘れた自分が悪いんだ

「キャハハハッ… あ、死神ィなんで戻ってきてんだよぉ帰れよ邪魔だしぃ」
「ひどーいっ!あはははっ」
「…」

そういえば私は死神と呼ばれている。なぜか
言えば容姿の問題。腰までの銀髪に青い瞳、いつものローブに隈がひどいため、宜しいとは言えない外見からだった。

もういいや。
必ず先生に指定される一番奥の席に座り、机に手を入れた───

ザクッ

痛みが走り、ゆっくり手を見た。指先がざっくり切れて血があふれている。カッターでも仕込まれたのか。手探りでカッターの刃を取り出し折って捨てた。


毎日こんなだ。