最後にホームルームをして終わり、謙也さんの教室に向かった。
謙也さんは着物の着付けをしているらしく、シンプルかつ綺麗な着物を着ていた。
「…謙也さん」
「お、蒼!」
「オイ皆ー!彼女ちゃん来たぞー!持て成せー!」
「「おー!」」
「えっ?」
「あー…気にすんな、お前の事気に入ったらしくてな」
女先輩には「可愛い〜すべすべー!」と触られ男先輩には「綺麗系だー小顔〜!俺に乗り換えねえ?」とか聞かれた。勿論断ったが謙也さんが不機嫌そうだった。
「…俺の嫁ェ…」
「だーっ悪かったよ島津!そんな目で見るな!てか睨むな!」
「…謙也さん?」
「…なんだよ」
「怒ってますよね、ごめんなさい。…今度からはちゃんと…」
「あー…悪ィ、お前に怒ってるわけじゃねえよ
。西谷がお前をナンパすっから…」
「…やきもち?」
「なっ…違ぇよ!ったく…ほら。帰るぞ」
二年三組員に一礼して暗い道を二人で歩いた。謙也さんがキスを迫るのでお預けしてやった。口を尖らせて抗議している彼を可愛いと思ったのは秘密だ。
寮について、靴を脱ぐと謙也さんに担がれ、謙也さんの部屋に連れ込まれた。優しくベッドに寝かせられ何事かと思うと覆い被さってきた
まさかと思いながら硬直しているとキス。なんども何度も繰り返される口づけに動けなくなってしまった。胸を押しても続けられる。何があったと言うんだろうか
「っん…!謙也さん、っ」
「…大人しくしてろ」
初めて聞く色っぽくて低い声にくらくらした。頭は完全に思考を停止している。
「っは、はぁ、はぁ…」
「…ふ、」
「や、もうっ…んん…」
「はぁっ、…蒼。蒼」
「はっ、はぁ、はい…」
「…メイド姿も可愛かったしちょっと吹っ飛びそうになったけど、他の男とあんまり話すな
…嫉妬しちまうだろ」
「…謙也さん…」
「頼むぜ?俺の嫁」
「はい…ごめんなさい」
「んじゃ、今後敬語使ったらキスするから」
「え?」
…え?

