私の名前は
斉藤 結 (さいとう ゆう)

私には高校一年から片思いしている
男の子がいる。

その彼の名前は
山倉 陸 (やまくら りく)


私と彼の出会いは
始業式の放課後だった。









「あぁー、始業式のあとにまさか先生の荷物持ちすると思わなかったー。早く帰らないと暗くなっちゃうよ。」




その日先生に資料を運ばされたり
とにかくこき使われてすっかり日が落ちて夕方になっていた。



帰る準備をしようと
教室に戻ると1人の男の子がいた。





それが私と彼の出会いだった。








「誰だろう？こんな綺麗な顔した男の子このクラスにいたんだ。」



彼は顔が整っていてすごく見惚れてしまった。

そして、なぜかすごく悲しそうなだった。








「ほんと綺麗な顔だよね。少しだけ見つめていてもいいよね少しだけ。」




私は彼の横に座り彼をしばらく見つめてしまっていた。



すると、、、。



「お前さっきからなに？」


「えっ？まさか起きてたの？」


「起きたくても知らない女に見られてたら起きたくても起きれねぇよ！」



「ご、ごごめんない。思わず見惚れてしまって。いや、別に特に理由はなく、なので別にあなたが好きとかで見てたわけじゃないので。」



私は焦って席を立とうとしたら、
腕をガシっと掴まれた！



「お前さ、名前なに？」




「えっ！え、と、斉藤 唯です。」

「唯ね！俺は山倉 陸！よろしくね、変態ちゃん！じゃあ帰るわー！」



陸は鞄をもち、早々とその場から
出て行った。




「ちょっと、唯呼びやめてよ！変態でもないし、もうほんとなんであんなやつの顔なんてみてしまったんだろう。」





これが彼と私のはじての出会い。