昼休み‐





「次の質問!!東京ってどんなとこ??」

「東京は……なんか空気悪い…」


「空気ねぇ‐…ここすっごく気持ちいでしょ!?」


「そうなの♪♪むっちゃくちゃ自然ばっかやし!!」


机を囲んで弁当を食べながらいろんな質問に答えてた。





「ぢゃぁ次あたし♪彼氏いるの??」

隣に座っていた咲が目をキラキラさせて聞いてくる。


「……いっいないよ!1人1人♪」

「えっ!!?そんなの???すっごい可愛いからいるのかと思った!!」

「可愛い!!???あたしが!?ありえんし♪♪それに1人楽だよ♪」

「たしかに…!!………でもあたし今恋してるんだ♪」

耳元でこそっと話してくれた。



「だれ!!???このクラス!?2組?????」


すると顔を赤くして指を差した方を見ると……



柳澤…くん??




口パクで言うと咲は


こくりと頷いた。








咲と柳澤くんかぁ…美男美女だよ‐



ちょっと残念だった。


柳澤くんの事は好きではなかったけど気になってはいた。




「…頑張れ♪」


私は自分の気持ちを胸の中にしまった。



「ありがとう♪♪頑張る!!」



これでいいんだよ。私には友達の好きな人を取る勇気なんてこれっぽっちもないから。