「〜ん…………」

眩しい光と蝉の声で目が覚める。


「未来!!起きなさい!!学校でしょ」


「…わかってる……」

お母さんの怒鳴り声が耳の中で響いていて痛い…











「……で、昨日は学校の下見行ったの?」

お母さんが箸をテーブルに置いて言う。

「あぁ下見?行ったけど…」


肉まん校長を思い出す。




「…行きたくなぁぃ……」


「えっ?なんか言った?」

「んッ!!!?えっいや…早く行きたいなぁって…」

まるっきり嘘だよ?だってあんな顔それに声想像しただけで……ウエッ……

「それはよかったわ!!じゃぁお母さん仕事行くから夜学校の事教えてね」

「…ゥィー…」
箸を口にくわえたまま適当に答えた。