「波瑠!来てくれたんだ!波瑠、かわいいよ!久しぶり!元気だった??連絡ないからずっと心配して…」
「ないんでしょ。心配なんて、1ミリもしてないんじゃない?」
嘘つき茉那。変わってないね。
「そんなわけないじゃん!心配だったよ。友達できてるかな?とか、いろいろと」
「馬鹿にしてる?」
自分でもびっくりするくらいしゃべってる。
嫌味ばかりだけど。
「え…?」
困った顔をする茉那。
「馬鹿にしてるでしょ。わたしはもう中学の時と違うの。変わったの。」
「ごめん。ごめんね!馬鹿にしたつもりはなかったんだけど…。行こう?みんな待ってるから!ほら早く!」
「待っ…」
「待って」と言いたかったんだけど。言葉が詰まった。

