「………」
気が付くと俺は屋上にいて。
普段は入れないのに開いているなんて、"今日は運が良いのか悪いのかわからないな"と思った。
暫く無言が続き、沈黙を破ったのは日比野だった。
「ごめんね!なんか…気分悪くさせちゃって」
そう謝られると、俺が悪いみたいだ。まあ実際のところそうなのだけれど。
「……なんかあるなら言えば」
「……えっ?」
自分でもまた、発した言葉に吃驚した。
自分の考えていることが全くわからない。
「…ありがとう、今井くん。」
少しだけ微笑んで言った女に俺は、
"ちゃんと笑ったら可愛いじゃん"
なんて、不覚にも思ってしまったのだった。
気が付くと俺は屋上にいて。
普段は入れないのに開いているなんて、"今日は運が良いのか悪いのかわからないな"と思った。
暫く無言が続き、沈黙を破ったのは日比野だった。
「ごめんね!なんか…気分悪くさせちゃって」
そう謝られると、俺が悪いみたいだ。まあ実際のところそうなのだけれど。
「……なんかあるなら言えば」
「……えっ?」
自分でもまた、発した言葉に吃驚した。
自分の考えていることが全くわからない。
「…ありがとう、今井くん。」
少しだけ微笑んで言った女に俺は、
"ちゃんと笑ったら可愛いじゃん"
なんて、不覚にも思ってしまったのだった。

