そして、冷蔵庫の中で固まった 型に入ったチョコレート。 「デコるだけだ!」 私は雅にチョコペン3本と カラフルなパラパラチョコを渡された。 「う〜ん、でもどーやって?」 「ハートでもかいちゃえば?」 雅がからかうように言う。 ハートなんてかくわけないじゃんっ。 「ん〜、あっそーだ!」 雅を無視して考え込んだ。 「バスケのボールかこう!」 「ナイスアイデア!」 櫻井先輩はバスケが大好きだもんね。 喜んで、くれるといいなぁ。