「櫻井先輩はね、甘いもの好きだよっ。 好きなチョコの味はホワイトと ストロベリー!」 優しい優しい望美の親友は リサーチ済みです! と雅は続けた。 「え、ちょ、いつの間に!? どーやって!?」 「フフッ。いろいろとね」 結局、雅は教えてくれなかった。 「…早く選んで〜!」 「あ、じゃあ ホワイトとストロベリー使う」 私がそう言うと、 「オッケー!」 って言って雅はいつの間にか 手に持っていた籠に、 徳用チョコレートを入れ始めた。