九才に 結婚なんか 出来ない…


具も大きく、 焦げめのない

…それは
柚 衣の作る、カレーよりも、美味しかった。



「?う…」


「 !美味しいよ 」っ



俺は 目頭を  押さえた。




だけど、 お店で食べているかの様な
味しか しない。


カレーであって、 カレーじゃな …い。




いつの間にか、自分の中のカレーは
少し、焦げ臭い味のする物となっていた。