そうしている間にHRが終わり、休憩時間になった。
暇ですることもないから何となく窓から見える景色を眺めていると、
「雪、綺麗だね」
背後から声が聞こえ、振り返るとそこには梶原の姿が。
うげっ!最悪だ…。
「う、うん。綺麗だね」
俺がそう言うと、梶原が隣の席に座ってきた。
距離が近い。かなり。
「デート楽しみだね」
「デート??!」
思わず声が裏返った。
「え?今度の土曜、デートしようって約束したじゃん」
梶原が怪訝そうな顔で呟く。
俺は目眩を起こしそうになった。
姉ちゃん…彼氏を作ってた上にデートの約束もしてたのか…!!
あり得ねえ…。
梶原には悪いが、断るしかない。
「ご、ごめん。実は用事が出来ちゃって」
