突然先輩に屋上に誘われた日から1週間経った。



あれから先輩は、校内で会うと必ず声をかけてくるようになった。


メールも何通か来た。



なぜ急に私に付きまとうようになったのか…。


いくら考えてもわからない。



それになにより……。


「…なあ、聞いてる?」



「…えっ?」




………。


…そうだった。



今私、みーちゃんと先輩と、先輩の友達の一ノ瀬結李(いちのせゆいり)先輩と、屋上でご飯を食べてるんだった。



なぜか私とみーちゃんは3年生の先輩と一緒にご飯を食べるのが日課になりつつある。



しかもみーちゃんは、どうやら一ノ瀬先輩に一目惚れしたらしく、また少しかわいくなっている。