「俺は桐生紫希(きりゅうしき)。6月生まれの18歳。身長は182。あとは、寝るのが好きかな?」
先輩はそう言うとニコっと笑った。
なぜか、その優しげな瞳の奥に悲しみが見えた気がした。
だけどそれは一瞬で消える。
………そうだ。
私も自己紹介しなくちゃ。
「…えっと……一条那都(いちじょうなつ)です。11月生まれです…」
「那都かぁ。可愛い名前だね。…那都は何が好き?」
えっ?
私の名前が可愛い?
今そう言ったよね?
名前を可愛いって言われたのなんて初めてだ。
なんか、恥ずかしい…。
「…わ、私は…空を見るのが好きです」
顔を赤らめながらも、私はそう答えた。
空…。
嫌なことがあったりして落ち込んだときは、いつも空を見上げている。
先輩はそう言うとニコっと笑った。
なぜか、その優しげな瞳の奥に悲しみが見えた気がした。
だけどそれは一瞬で消える。
………そうだ。
私も自己紹介しなくちゃ。
「…えっと……一条那都(いちじょうなつ)です。11月生まれです…」
「那都かぁ。可愛い名前だね。…那都は何が好き?」
えっ?
私の名前が可愛い?
今そう言ったよね?
名前を可愛いって言われたのなんて初めてだ。
なんか、恥ずかしい…。
「…わ、私は…空を見るのが好きです」
顔を赤らめながらも、私はそう答えた。
空…。
嫌なことがあったりして落ち込んだときは、いつも空を見上げている。

