久しぶりにえみと恋バナした。
えみの気持ち、やっと聞けた。
高原さんへの本当の気持ち。
好きなんだってえみはテレ顔。
そんなえみを見て私はニヤニヤ。
『人を好きになることに臆病にならないで』
えみにそんな言葉を言っても私には説得力ないよ。
一番臆病なのは、私だもん…
心の奥で落ち込む私を勇気づけたのは、
「恋っていいね。」
やっぱり親友の素直な気持ちと可愛い笑顔。
「明後日のデート、楽しみだねー♪えみ。」
「だ、だからー、デートじゃないよーっ。」
「可愛くしてあげるね!」
「う、うん/////」
恋なのか分からない恋をしてる私は、
親友の真っ直ぐな恋を全力で応援することにした。
えみには素敵な恋をしてほしい。
そりゃあ、胸がキュンってたくさんしてほしい。
たまにズキッて、チクッてするかもしれないけど…
辛いだけの恋はしてほしくない。
「鈴も、
真木先輩ともっとラブラブになってよー。」
「う、うん…」
真木先輩とラブラブ…なれるかな。
ううん。ならなきゃ。
だって、その方がえみも喜んでくれる。
私もえみともっと沢山恋バナしたいもん。



