そして聖也は私の家まで送ってくれた。



「送ってくれてありがと!」



「いーえ」



はぁ、寂しいな。

明日は土曜日だから会えない。



「そんな寂しそうな顔すんなよ。電話
するからさ」



そしてキスをした。



「うん、ありがと。またね」


「またな」




私は聖也の姿が見えなくなるまで
見送った。


本当意地悪だけど優しいよ……。