「あ、あ、ありがと……」



耳から煙でそー。



「くくっ、ほら、行くぞ」


わ、笑われた!

いーじゃん、恥ずかしいんだから。



少し怒っている私なんて無視して聖也は
私の手を繋いで歩き始めた。


「初めてだな。2人で遊園地行くの」



「そーだね」



「何?怒ってんの?」



「怒ってないもん」



そんな私に聖也が、


ちゅっ