悠が苦しそう何発を顔をする。



その時、ピーポーピーポー……


遠くからかすかに救急車の音が
聞こえる。


……‼︎

この場面を見たら聖也のほうが悪く
なっちゃう。


聖也はまだ悠を殴っていて、
音が届いていない。



私が……止めなきゃ。




私は近くにあった私を刺したナイフで
足のロープを切った。


そして聖也の元へ歩いた。




ギュッ



「聖也、もぉ平気だから」


私は聖也を後ろから抱きしめた。

聖也の手が止まった。



「救急車、そろそろ来るから」



聖也も私を抱きしめた。