私のために…。
徹夜?






「凪さんね。
凪さんがゆめちゃんと関わると小波に狙われると思ってたみたい。
だから
ゆめちゃんを凪さんは引き離したんだよ?」






「そうだったんですね…。」






私は
凪さんと繋がっている手を握る。







「万が一の時のために
俺も動くの頼まれてて…。
だからあの時
変装して小波の下についてたんだよ。
ゆめちゃん気づいてた?」






「だったら
早く助けて欲しかったです…。
凪さん…。
殴られて…。」





「ケイジさんが来るまで仕方なかったんだよ。
時間稼ぎで。
凪さんは
あんな程度の殴りでは死なないけどね…?」







龍牙さんは
少し笑う。