小波の手下たちは
逃げて行った。
龍牙さんに
縄をほどいてもらうと
芦川さんの所に走っていく。







「芦川さんのバカ!
凄く殴られて…。」






「本当だったら
殴り返すんだが…。
時間稼ぎで仕方のなかったことだ。」






芦川さんは
小波との契約者を龍牙さんからもらう。
すると
ライターで燃やす。







「契約取り消し。」






芦川さんは
ニヤっと笑う。
そして
私の頭を撫ぜた。






「怖い思いさせてごめん。」






私は顔を横に振ると
芦川さんは私を抱きしめた。







「もぅ
怖い思いはさせないから…。」







「芦川さん…。」







「ゴホン!」