「だから!
何もなかったんです!」








「ゆめちゃん。
凪だって28歳の男だよ?
しかもついこの前まで女の子にいっぱい手を出していた「隆弘。黙れ。」






芦川さんは
隆弘さんを睨む。







「隆弘。
うるさかったらこのホテル出禁にするぞ。」






「分かった。
分かった。
怖いね〜。
チェンリー?」






「私も気になってたのに〜。
凪。
本当にゆめとは何もなかったの?」






チェンリーも
芦川さんをからかう。






「ゆめとは何もない。
ただ
ゆめは俺の看病してくれていただけだ。」







芦川さんは素っ気なく
皆に言う。
しかし
皆ニヤニヤ。






「ゆめ…ね?
凪、
ゆめちゃんのこと呼び捨てにしてたっけ?」







「!?」