サクリフェル『(違う、今日の仕事はアレじゃない……それより、なんだ?この感じ
強い殺気……)』

サクリフェルは殺気の感じる方向をみる
すると、そこにはフードを深くかぶり顔を隠した者が
少女に向けて矢を引いていた


サクリフェル『危ない…!!』

サクリフェルはそれを阻止しようと
走って行くが
その者は矢を解き放った

矢は少女に刺さる前に

花魁太夫『蝶姫!!』

花魁太夫が少女を抱き守る。

蝶姫『夢葉ぁあっ!!!!』


蝶姫と呼ばれた少女は
花魁太夫、夢葉が刺されると
泣き叫び
夢葉の身体を揺する


夢葉は何かを口にすると
息絶えてしまう




サクリフェル『ごめん……助けられなくて…ごめんっ…』



この時、サクリフェルは初めて
人の死に対して
罪悪感を覚えた