シャッフル

 彼女は少し驚いた顔をしたが直ぐに微笑した。

 きっと酷く驚かなかったのは、もう殆ど気づいていたから――。

 俺があの時の学生だって……。

 そして、俺も――。

「ノッポは……君なのか……?」

 探るように……疑う様に聞くと、彼女はゆっくり頷いた。

 それを目の当たりにした瞬間、心の奥から大きく沸き上がる感情。

 それは驚きなのか、それとも感動なのか……、何とも言い表せない感情が身体中を廻る――。

 俺は今どんな顔をしているだろうか。

 憧れの人物が、まさか……同級生だったなんて――。