シャッフル

 あまりにも突然で、ただ呆然とする事しかできない。

 それは俺だけではないようで、彼女もただじっと何処を見つめていた。

 二人の間に長い沈黙が続く――。

 その間にも色んな疑問が頭をグルグル回る。もうパンク寸前の頭の中は整理がつかなくなっていた。


 落ち着こう……。おちつけ俺。――そうだ。一つ一つ彼女に聞いてみよう。

 意を決して彼女に声をかける。

「あの、南大寺さんは紗代里の友達なんですか?」

「え?あ、はい。大学時代の友人なんです」

 大学……。音大からの友達……。

「どうして今日はここに?」

「紗代里から連絡があって……。返したい物があるからって」

 そう言うと、彼女はテーブルに置いた封筒に目を向けた。