紗代里のアパートに着くと「少しお茶飲んで行かない?」と紗代里が聞いてきた。
「え?」
「まだ夜の9時だし、美味しいコーヒー貰ったのよ。良かったら一緒に飲みましょう」
「ああ……じゃあ少しだけお邪魔させて貰うよ」
何度か紗代里のアパートには遊びに来ていた。
特に二人で何をするって訳でもなく紗代里がピアノを弾いてくれるのを聴いていた。
部屋に入ると、「適当に座って」と言う紗代里の言葉に促され、白のソファに腰を下ろす。
対面キッチンの向こうで紗代里がコーヒーを準備し始めた。
香ばしいコーヒーの匂いが漂い始めると、ふとあるものが視界に入った。
本棚に綺麗に並べられた教材や沢山の楽譜の本。
本棚とその本達の上の隙間に、綺麗な花柄した大きな封筒らしき物があった。
なんだ……?
何故か無性に気になって、ソファから立ち上がると本棚に近づいた。
「え?」
「まだ夜の9時だし、美味しいコーヒー貰ったのよ。良かったら一緒に飲みましょう」
「ああ……じゃあ少しだけお邪魔させて貰うよ」
何度か紗代里のアパートには遊びに来ていた。
特に二人で何をするって訳でもなく紗代里がピアノを弾いてくれるのを聴いていた。
部屋に入ると、「適当に座って」と言う紗代里の言葉に促され、白のソファに腰を下ろす。
対面キッチンの向こうで紗代里がコーヒーを準備し始めた。
香ばしいコーヒーの匂いが漂い始めると、ふとあるものが視界に入った。
本棚に綺麗に並べられた教材や沢山の楽譜の本。
本棚とその本達の上の隙間に、綺麗な花柄した大きな封筒らしき物があった。
なんだ……?
何故か無性に気になって、ソファから立ち上がると本棚に近づいた。

