シャッフル

 胸が痛くなる――。苦しくなる――。

 とても小さくなった身体を抱き締めたかった――。

 それを堪えようと手をギュッと握りしめ歯を食い縛る。

 だが――。

 プロとして歩んできた道を閉ざされるのはどれ程の痛みだろうか……。

 俺が夢を諦めるなんてよりも、もっともっと……ずっとずっと苦しいはずだ。

 だって……彼女にとっては生き甲斐だったに違いないから……。

 それを無くした彼女に何が出来るんだろ……。

 こんなにも小さく……か弱く見える彼女を誰が支えるんだろ……。

 そう思うと、気がつけば彼女を優しく抱き締めていた。