「南大寺さん――!!」
慌てて彼女の腕を後ろから掴んだ。
だが必死に抵抗する彼女。
「離して――!離してよ!!」
暴れる彼女をなんとか静めようと掴んだ腕に思わず力が入る。
「痛い!離して――!」
顔を歪める彼女にハッと思わず手の力を緩めると、俺の手を勢いよく振り払った。
そして俺を涙が溜まった瞳で睨みつけた。
「貴方が好きだった南大寺 茜はもう居ないの!!」
――!!
「何言って……さっきまで弾いてたじゃないか……」
「もうあの頃の様には弾けない!音が違うの!!昔の音色と違うのよ!!指が……今までの様には動かない……違うの……音も響きも何もかも……」
そう言うと項垂れて肩を震わせ泣き出した。
笑顔で気丈に振る舞っていた彼女に限界が来たんだと……悟った。
頑張って頑張って頑張って――3ヶ月でこんなにも弾ける様になった彼女だから……限界が見えたんだと思った――。
慌てて彼女の腕を後ろから掴んだ。
だが必死に抵抗する彼女。
「離して――!離してよ!!」
暴れる彼女をなんとか静めようと掴んだ腕に思わず力が入る。
「痛い!離して――!」
顔を歪める彼女にハッと思わず手の力を緩めると、俺の手を勢いよく振り払った。
そして俺を涙が溜まった瞳で睨みつけた。
「貴方が好きだった南大寺 茜はもう居ないの!!」
――!!
「何言って……さっきまで弾いてたじゃないか……」
「もうあの頃の様には弾けない!音が違うの!!昔の音色と違うのよ!!指が……今までの様には動かない……違うの……音も響きも何もかも……」
そう言うと項垂れて肩を震わせ泣き出した。
笑顔で気丈に振る舞っていた彼女に限界が来たんだと……悟った。
頑張って頑張って頑張って――3ヶ月でこんなにも弾ける様になった彼女だから……限界が見えたんだと思った――。

