諒は少しバカだけど、俺の次ぐらいにモテる。

まあ、素を出せる唯一の親友だから俺的にも良かった。

そんな冬休みも終わり、バレンタインが近づいてきた。


「みつる君って、甘いもの食べれる?」

「どんなチョコが好き?」

「放課後、予定ある?」


女子からの質問攻めの毎日だった。

質問されるたびに笑って、優しく接した。