「いや、絶対なにかあっただろ」 「なんもない」 「いや、ある!」 「しつこい」 「みーつーるーっ。俺に隠し事か!」 「諒に教えてないことの方が多いよ」 「なっ!?」 やっぱりあの子だ。 って、こっち歩いてくる! 隣にいる子、朝一緒に登校してた子だ。 あの子と並ぶと小さく見えるな...。 しょんぼりしてる諒にバレないように盗み見した。