たまにだけ一緒にご飯を食べるお昼休み。
人のあまり来ない中庭の隅っこでゆっくり2人だけで過ごすこの時間が好き。
ハル君の周りは時間がゆっくりに感じられてとても落ち着く。
「ハル君も噂話とかジロジロ見られるの嫌だよね…、ごめんね」
「ううん、そんなことないよ。僕の場合、人に見られるのが嫌で髪伸ばしてたけど覚悟決めて切ったから」
恥ずかしそうに照れながら教えてくれた。
「でも、すごい想像以上だったけど__」
困ったように微笑む。
「私が髪切った方がいいよって言っちゃったからだよね、余計な事言っちゃった」
「違うよ。ユナちゃんにかっこいいって思われたくて勝手に切ったんだから、ユナちゃんは気にしないで?」
「////」
ハル君の言葉に赤くなる私。
「あ、えっ…と……」
私が赤くなるとつられて赤くなるハル君。

