カワイイ系の男の子にはご注意を!?


「はーい、1組はこっちに集まってー。6組はこっちねー」


先生の合図で分かれる私たち。

2クラス合同とゆうこともあって先生も二人体制になっていた。

男女でプールを挟むように分かれ、そこで1組と6組にも分かれる。

男子が男の先生で女子が女の先生だ。


「はーい、初めての合同授業で緊張してる人もいるかもしれないけど、この機会に交流して少しでも仲良い友達を作ってくれればと思いますー」

「「はーい」」

「じゃあまず今日のメニューと…」


先生が今日やる事と点呼をとっている間、私は目の前にいる男子たちの視線に死にそうになっていた。

いや分かってるよ!?

誰も私なんて見てないって!

景色の一部なのは分かってるけど、その景色の一部でも嫌なんだよぉ…。

斜め横にはあの菜緒ちゃんがいる。

ほんと可愛いな…、私たちのクラスの男子なんかみんな菜緒ちゃんのこと見てニタニタしてるもん。

菜緒ちゃんも痛いほど視線を感じてるはずなのに堂々としてる。すごいなぁ。

やっぱり完璧な子は弱点がないから見られても恥ずかしくないのかな…。


「…ユナ、大丈夫?」


私のことを心配して小声で声をかけてくれるみお。