「菜緒ちゃん?」
「うん。今もみつるくん達と同じ6組で、確か幼馴染だったっけなぁ。他の女子が近づけない中、菜緒ちゃんはいつも通り一緒にいたからみつるくんと付き合ってるんじゃないかって説出てるのよ」
「____あー…、そうなんだー」
うわ、まじか_____
これでもし二人が付き合ってたらユナ勝ち目ないじゃん…。
問題も気になるけど菜緒ちゃんって子とみつるくんが付き合ってたらそれまでだもんな。
少し調べてみようかなぁ…。
まだ今ならユナもガチじゃないだろうし。
ユナが傷つかないように少しだけ調べることにした。
<諒side>
「なあなあなあ!あれ、ちょ、みおちゃんじゃない!?」
「__はぁっ___はぁっ___どれ?」
「ちょっと斜め後ろに!」
「あぁ、ほんとだ」
うおーーー!
まじ?みおちゃんって朝練参加組だったの!?
眠くて憂鬱だったけどみおちゃん見た途端目覚めたわ!
「やべー、走ってる姿でさえ綺麗…。女子なのに男子の集団に追いついてるし体力もすごい」
「なかなか体力あるね」
少し余裕のある感じで綺麗な体勢で走る姿に目を奪われる。
朝練参加してたの今まで気づかなかった…。
そりゃあ人数も多いのもあるし、みつるもいるのもあってみんなすごい話しかけてくるから周りに誰がいるのか気にする暇すらなかった。

