「みおちゃんね」
____っ
男子にちゃん付けで呼ばれることも慣れていないのと、なんともいえない、優しく自分の名前を呼ぶ諒くんの姿を見て少しドキッとした。
「みお?そろそろ行かないと…」
「__っあ、うんそうだねごめん。行こっか」
自分の荷物を持ち、少し高鳴る気持ちを抑えながら
「ごめん諒くん、またね」
「んーん!ごめんね引き止めちゃって。またね」
手を振ってみつるくんの元へ戻る諒くん。
最後まで優しいな…あの人。
「いやーー、やばいね!諒くん朝からカッコ良過ぎかよー!目の保養だわー。みお羨ましい」
「やっぱり有名?あの人って」
「そりゃそーよ!あのみつるくんと幼馴染でいつも一緒にいるし、諒くんもみつるくんの次くらいの最高イケメンですごい優しい!」
幼馴染だったんだ…。
すごい仲良いなっては思ってたけど。

