「ご、ごめんって!思っただけ!だから!」
「思うな」
諒にもあの顔を見られたと思うとモヤモヤする自分がいた。
やっぱり、他の男が見ても可愛いって思うよな…。
俺だけに見せてくれないかなぁ。
____あれ、なんだこの気持ち。
胸の辺りがすごいモヤモヤして、誰に対してでもないイラつきが湧いてきた。
「___諒、飯奢って」
「わかった奢るから許してくれよ!」
諒と話して気をそらしながら嫌な気持ちを忘れることにした。
それにしても、須藤君とユナちゃん…、気になる。
保健室に運んだってことは、体密着してたのかな…。
くそ!羨ましい。
でも、またユナちゃんと話せるといいな。仲良くなりたい。
もっと早く声をかければ良かったと、この時のことを後から後悔するのはもう少し先の話______

