っはぁぁぁーーー。
やばかった。
不意打ちにあんな出会い、心臓に悪すぎる。まだドキドキしてる。
ガラガラガラガラ___
「あ、みつるいいところに!今菜緒友達のクラスに行ってくるって言って教室出て行ったから今しかな…い…」
「あ、ああ…」
俺の顔を見るなるニヤニヤし出す諒。
「なーにいいことあったのー?」
「っ!別にいいだろ!早く帰るぞ」
「はぁーいよっ。後でしっかり聞くからなー」
ニヤニヤが止まらない諒を無視して急いで学校を出た。
「え!マジで!そんなこと起きてたのかよー、俺もそれ見たかったわぁ」
「うるせっ」
「てかそーだ。みつるが教室出て行った後に、みおちゃんとユナちゃんが6組入りたそうにしてたから声かけて話したんだよね」
「は?」
俺が出て行った後に教室来てた…?
じゃあ俺が機材運びに行かなかったら、ぶつからないで普通に教室で話せてたのかな。
悔しい。
それにしてもなんでユナちゃんが6組に?
「6組に友達でもいたの?」
「いやそれが、須藤の荷物取りにきててさ」
は?

