「キータ?疲れたのか!?」

「……………………」


キータから返事はありません。


「キータ??おいキータ!!」

だんだん焦り出すピース。嫌な事ばかりが頭をよぎります。

「キータ!返事をしてくれキータ!!」

「あ…あなた…」


とても小さなかすれ声でキータが言いました。


「よ…良かった…ホント心配したよ…」

力が一気に抜けるピース。


「よく頑張ったなキータ!今水持ってくるからな!」

キータに背を向けるピース。


「あなた…お願い…ね…」


やっとの思いで喋るキータ。


「何言ってんだよ…どう言う事だよ…」

「この子を…ピーターを…お願いします…」

「…ピーター??この子の名前か!?」

「ピースとキータで…ピーター…2人の………」


最後まで良い終えずに口を閉じていくキータ。少しずつまぶたも閉じていきます。